Friday, August 11, 2017 5:57 PM

ロシアGDP2.5%増 4〜6月、3期連続プラス

 ロシア連邦統計局が11日発表した2017年4〜6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比2.5%増だった。3四半期連続のプラス成長で13年10〜12月期以来(2.5%増)の高い伸び率。

 原油価格の持ち直しを背景に鉱工業生産がけん引し、インフレ率の低下で個人消費が回復したことも寄与した。1〜3月期は0.5%増。ロシア経済はウクライナ危機に伴う欧米の経済制裁と原油安を受け、15、16年はマイナス成長だった。

 ただ原油価格が頭打ちになっているほか、米国が追加制裁を打ち出すなど、経済環境は依然厳しい。ロシアは18年3月の大統領選を控え景気回復を急いでいるが、高成長を維持できるかは不透明だ。(共同)