Friday, August 11, 2017 5:58 PM

拘束外国人の状況懸念 北朝鮮巡り国連特別報告者

 北朝鮮の人権問題を担当するキンタナ国連特別報告者は11日、北朝鮮が拘束していた韓国系カナダ人牧師、ヒョンス・リム氏を解放したことを歓迎する声明を発表した。一方で、現在も拘束される外国人が「正当な司法手続きを受けられず、非人道的な状況に置かれているとみられる」と懸念を示した。

 声明によると、現在も韓国人6人と米国人3人が北朝鮮に拘束されている。キンタナ氏は「外国人に対しては、領事との面会や通訳が保障されなければならないが、現在の情報ではそうした権利は十分守られていない」と指摘。拘束下にある人たちの状況を注視する必要があるとした。(共同)