Monday, August 14, 2017 11:53 AM

記録懸かる山中が計量パス 13度目の防衛戦

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ(島津アリーナ京都)の前日計量が14日、京都市内で行われ、日本タイ記録の世界王座13連続防衛を目指す王者の山中慎介(帝拳)、挑戦者で同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)はともに1度目にリミットの53.5キロでパスした。

 34歳の山中は「何も言い訳できないほどいい状態。あしたは記録が懸かるが、自分が勝って皆さんに喜んでもらえるようにしたい」と珍しく自ら記録の話題を口にして決意を示した。減量はスムーズで計量前夜はステーキと温野菜を食べた。「いつもより食べて水分も補給できた。最終調整も体が動いてしんどくなかった。世界戦も14度目。キャリアを重ねて調整がうまくなっている実感がある」と自信を見せた。

 23戦全勝、22歳のネリは体重計から降りながら急いで水分摂取。「1時間前まで動いていた。気分は悪くない」と話し、試合には18ポンド(約8キロ)も増量して臨むという。(共同)