Monday, August 14, 2017 11:54 AM

コレラ感染、50万人超に イエメン、流行収まらず

 世界保健機関(WHO)は14日、中東イエメンで4月から流行が続くコレラに関し、感染が疑われる人が累計で50万人を超えたと発表した。死者は1975人。7月に入ってから流行はやや収まる兆しを見せているが、なお1日当たり推計5000人の感染疑い者が出ている状態で、WHOは「現時点で世界最悪の流行となっている」としている。

 コレラはアフリカの南スーダンやソマリアでも猛威を振るっており、国連の人道支援機関が懸念を強めている。

 WHOによると、8月13日現在、感染が疑われるのは累計50万3484人。内戦による医療システムの崩壊や、食料・水不足もあって感染はほぼ全土に広がっている。(共同)