Tuesday, August 15, 2017 10:53 AM

職場に無人コンビニ拡大 ビル高層化、食堂減が背景

 コンビニ大手が、企業のオフィス向けに自動販売機やセルフレジ方式で商品を提供する無人の「ミニコンビニ」事業を強化している。社員食堂や売店の減少に加え、オフィスビルの高層化で買い物に出掛ける手間が増えたことが背景にある。

 ローソンは7月、100人以上が勤務する企業の事務所を対象に、菓子やカップ麺を中心に50〜60種類の商品を置ける棚を設置するオフィス内コンビニ事業を始めた。セルフレジ端末を置いて無人で運営。現金ではなく交通系の電子マネーで支払う。2018年2月末までに約千カ所への設置を目指す。

 広報担当者は「効率的な働き方が求められる中、少ない休み時間を有効に活用したい人が利用している」と話す。ビルの高層化でエレベーターの待ち時間が増えていることも要因と指摘した。(共同)