Tuesday, August 15, 2017 10:56 AM

「大々的な記者会見」幻に 白人主義の質問嫌う?

 トランプ大統領は14日に「大々的な記者会見」を行うと予告していたが、質問はほとんど受けなかった。白人至上主義の団体と反対派が衝突した事件で追及を受けるのを嫌ったとみられ、質問の許可を求めたCNNテレビの記者に「私はリアル(真の)ニュースが好きだ。君はフェイク(偽の)ニュースだ」と言い残して退出した。

 トランプ氏は11日「月曜日(14日)に大々的な記者会見を開く」と宣言。だが翌12日に衝突事件が発生し、白人至上主義者への直接批判を避けたことで「人種差別を容認するのか」とメディアから集中砲火を浴びた。

 14日にトランプ氏はホワイトハウスで声明発表の場を設定。「株式市場は過去最高値を記録し続けている」「就任以来100万人分の雇用を創出した」と成果をまくし立てた後、衝突事件について2度目のコメントを発表すると、質問を浴びせる記者らに背を向けて足早に会場を後にした。(共同)