Tuesday, August 15, 2017 1:31 PM

前首相が失職見直し請求 パキスタン

 パキスタン最高裁に先月末、下院議員資格を剥奪されて失職したシャリフ前首相は15日、最高裁判断の見直しを請求した。シャリフ氏は判断が下された直後、一度は失職を受け入れると表明していた。

 地元英字紙ドーンなどによると、シャリフ氏は請求理由として、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」に家族の名前が載っていたことを発端とする不正資金疑惑について、自身の議会や最高裁での説明は失職理由に当たらないなどと主張した。

 最高裁は7月28日、不正資金疑惑を巡ってシャリフ氏が議会や最高裁に不誠実な説明をしたため、議員に不適格と判断、シャリフ氏は失職した。(共同)