Tuesday, August 15, 2017 1:32 PM

「イスラム国」残忍と非難 米、信教の自由で報告書

 米国務省は15日、世界の信教の自由に関する2016年版報告書を発表した。トランプ政権で初めて。ティラーソン国務長官は報告書発表に当たり、過激派組織「イスラム国」(IS)による少数民族への扱いは残忍さを増していると非難し、「人権の保護は政権の最優先課題だ」と訴えた。

 ティラーソン氏は国務省での演説で、信教の自由を認めていない国の例として中国、パキスタン、イラン、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、スーダンを挙げた。

 報告書では、トランプ大統領やティラーソン氏らが、中国政府に対して、信教の自由が欠如しているとして懸念を伝えていると説明した。特にキリスト教会堂が中国当局に破壊され、抗議する牧師の妻が生き埋めにされた事件に言及した。(共同)