Wednesday, August 16, 2017 10:39 AM

ゲバラ銅像撤去求め署名 地元アルゼンチン右派団体

 ことし死後50年となるキューバ革命の英雄チェ・ゲバラの故郷アルゼンチン中部ロサリオに設置された銅像を巡り、右派系の団体が「共産主義の殺人者は公の栄誉に値しない」としてインターネット上で市に撤去を求める署名活動を展開し、議論が起きている。

 政府の要職などをなげうって革命実現に殉じた生き方に、いまだ世界中で信奉者が多いゲバラだが、各地で武装闘争を繰り広げたことへの批判も根強い。これまでに約1万4千人の署名が集まった。

 銅像は2008年、生誕80年を記念して設置された。高さ約4メートルで、約1万5千人が寄付した鍵やメダルなどを溶かした素材で造られた。(共同)