Wednesday, August 16, 2017 10:44 AM

紛争地に援助物資届けよ 国連、最新技術を活用

 国連の人道援助機関が、紛争地域やアフリカなどのへき地に、特殊な容器による空中投下や小型無人機ドローンなどの最新技術を使って支援物資を届ける試みを始めた。本格的に運用されれば、危険地域への人道支援の切り札になりそうだ。

 5月下旬、食料不足に苦しむ南スーダン北部の村に世界食糧計画(WFP)の輸送機から「スカイ・パック・システム」と呼ばれる特殊な封筒に入れた援助物資計728キロが投下された。

 内戦下の南スーダンでは支援物資を届けるのが非常に困難だった。陸路は戦闘に巻き込まれる危険があり、空からパラシュートで落とすと武装勢力らに奪われ住民らに届かない恐れがあった。(共同)