Thursday, August 17, 2017 5:50 PM

日米、北朝鮮非核化へ圧力 ミサイル防衛で能力向上

 日米両政府はワシントンで開催した外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、北朝鮮の非核化に向け圧力を強化していくことで一致した。北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対し、防衛体制と能力を向上させる方針でも合意した。日米4閣僚が17日午後(日本時間18日未明)、こうした内容の共同文書を発表した。

 日米と日米韓3カ国の協力と、国連安全保障理事会が採択した新たな対北朝鮮制裁決議の厳格履行の重要性を確認。北朝鮮に影響力を持つ中国に役割を果たすよう、働き掛けを強めることも申し合わせた。

 河野太郎外相は2プラス2終了後の共同記者会見で「北朝鮮が非核化に向けた真剣な措置を取ることが大事だ。対話のための対話では意味がない。中国には決議を厳格に履行するよう促していきたい」と強調した。(共同)