Friday, August 18, 2017 10:56 AM

南軍像撤去「愚か」 トランプ氏ツイッターに

 トランプ大統領は17日のツイッターで、南北戦争(1861〜65年)で奴隷制存続を訴えた南軍関連の記念碑や銅像を撤去する動きが全米で加速していることについて「愚かだ!」と投稿、「米国の偉大な歴史や文化が引き裂かれていくのを見るのは悲しい」と述べた。奴隷制を容認したとも受け取られかねず、批判が強まりそうだ。

 トランプ氏はバージニア州で白人至上主義者と反対派が衝突した事件を巡り、当初白人至上主義者を批判せず、現場にいた両陣営に暴力の責任があると述べ、非難が噴出している。事件は、南軍司令官リー将軍の銅像撤去計画に白人優越を唱えるグループが抗議集会を開いたのが発端だった。同盟国首脳や政権幹部からも懐疑的な声が出るなど、トランプ氏は孤立を一層深めている。

 トランプ氏はリー将軍や南軍兵士の「美しい」銅像が次々と倒されていることを批判した上で「次は誰の銅像を倒すのか?」と書き込んだ。(共同)