Friday, August 18, 2017 10:58 AM

バルセロナのテロ死者13人 実行犯逃走、100人超負傷

 スペイン北東部バルセロナで17日、歩道に車両が突っ込んだテロで、地元のカタルーニャ自治州政府は18日、歩行者ら少なくとも13人が死亡、100人以上が負傷したと明らかにした。警察は4人を拘束したが、運転していた実行犯は逃走。過激派組織「イスラム国」(IS)は系列ニュースサイトで犯行声明を出した。18日未明には自治州の別の町で車が群衆に突っ込む事件があり、報道によると1人が死亡し、6人が負傷。警察は両事件の関連を指摘、同一グループとみられ、大がかりなテロ計画の疑いが浮上した。

 イラク政府が今年7月、ISが拠点とした北部モスルの解放を表明して以降、欧州での大型テロは初めて。声明は「ISの戦士が攻撃を実行した」と述べ、シリアなどでIS掃討作戦を行う米軍主導の有志連合への報復と主張した。

 18日未明の事件はバルセロナの南西約120キロのビーチリゾート地カンブリスで発生、警察は容疑者5人を射殺した。(共同)