Monday, August 21, 2017 11:57 AM

車3台で爆破テロ計画か 警察、隠れ家遺体特定急ぐ

 スペイン連続テロで、警察当局は20日の記者会見で、計12人の犯行グループがレンタル会社から借りた3台のワゴン車に爆発物を満載し、バルセロナで多発テロを計画していたとの見方を示した。

 隠れ家兼爆弾製造所とされるバルセロナ南西アルカナーの民家で16日夜、爆発があり、焼け跡から2人の遺体が見つかった。地元メディアはうち1人が連続テロを首謀したイスラム教のイマーム(指導者)サティ容疑者だった可能性があると伝えており、警察はDNA鑑定などで身元特定を急いでいる。

 17日夕に起きたバルセロナ暴走テロの実行犯とされるユネス・アブヤクブ容疑者(22)の行方も分かっておらず、警察は国外に逃走した可能性もあるとみて捜している。(共同)