Monday, August 21, 2017 11:58 AM

米、ロシア人ビザ発給制限 総領事館で審査停止

 在ロシア米大使館は21日、ロシアが米国にロシア駐在の外交官や現地職員の大幅削減を求めたことを受け、米国査証(ビザ)の発給審査を今後、モスクワの大使館だけで行い、ロシア国内にある三つの総領事館では停止すると発表した。

 大使館は声明で、ロシアの職員削減要求について「より良い関係を真剣に目指しているのか疑問を投げ掛けた」と批判した。ロシアでのビザ発給手続きは23日に全面的に一時停止し、モスクワの大使館でのみ9月1日から再開する。

 ロシアのラブロフ外相は米国の措置について、ロシア国民がプーチン政権に不満を抱くよう仕向けるのが狙いだと非難。内容を詳細に検討して対応を決めるが「米国民に怒りをぶつけることはない」と述べた。(共同)