Monday, August 21, 2017 6:02 PM

米韓FTA再交渉で対立か 初の特別会合開催

 米韓両政府は22日、自由貿易協定(FTA)の扱いを話し合う初の特別会合をソウルで開く。米国は韓国に対する貿易赤字を減らすためFTA再交渉に向けた協議に入ることを求めるとみられる。一方、韓国は現行協定の効果などを検証することが先決だとして再交渉を前提とした協議には応じない構え。序盤から対立する可能性がある。

 トランプ大統領は米韓FTAを「おぞましい取引だ」などと非難し、6月末にワシントンで開かれた米韓首脳会談の際に「韓国と貿易協定の再交渉を実施する」と発言。米通商代表部(USTR)が7月、正式に再交渉を求めていた。

 米韓FTAは2012年3月に発効。USTRは、米国が16年に韓国とのモノの貿易で約276億ドル(約3兆円)の赤字を計上し、発効前の11年より赤字額が2倍超に膨らんだと主張している。(共同)