Tuesday, August 22, 2017 10:46 AM

子規庵の「歳旦帳」発見 未発表5句、自画像も

 俳人の正岡子規(1867〜1902年)の未発表の5句や自画像などが収められた「歳旦帳」が見つかり、東京の子規庵保存会が22日発表した。調査にあたった神奈川大名誉教授の復本一郎さんは「子規の俳句がこれだけまとまって発見されるのは異例。子規の最晩年の様子や門人との交流も分かる貴重な資料だ」と話した。

 生誕150年を記念して東京都台東区の子規庵で開かれる特別展「子規の歳旦」で9月1日から30日まで公開される。

 「歳旦帳」は、子規が亡くなる前年の1901(明治34)年の正月、年始のあいさつに訪れた客が記帳するために用意された芳名録のようなもので、元日から数日間、子規庵の玄関に置かれていたらしい。縦24センチ、横16センチ、和とじの32ページ。子規を含め14人が書き込んでいる。(共同)