Tuesday, August 22, 2017 10:48 AM

スペインテロ実行犯射殺 グループ全員の身元判明

 スペイン北東部カタルーニャ自治州バルセロナとカンブリスの連続テロで、自治州警察当局者は21日記者会見し、バルセロナのテロ後に逃走し、指名手配していた実行犯ユネス・アブヤクブ容疑者(22)をバルセロナの西約40キロのスビラッツで発見、射殺したと発表した。

 連続テロの首謀者とされるイスラム教の元イマーム(指導者)サティ容疑者の死亡も確認。12人の犯行グループは8人が死亡、4人が拘束され、全員の身元が判明した。アブヤクブ容疑者の逃走経路や指揮系統などテロの全体像解明に捜査の焦点が移った。

 アブヤクブ容疑者は21日夕、ワイン用ブドウ畑で発見された。刃物を所持していたとみられ「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、自爆用ベルトのような物を示したため、2人の警官が射殺した。指紋照合などで身元を特定した。自爆用ベルトは偽物だった。(共同)