Tuesday, August 22, 2017 10:48 AM

誰もが空見上げた 米、天体ショーに沸く

 99年ぶりに米国を横断した21日の皆既日食。一生に一度のチャンスを逃すまいと、月曜の日中にもかかわらず多くの人が戸外に繰り出し、空を見上げた。皆既日食が起きた14州以外の地域も部分日食を楽しむことができ、職場を離れる人が続出したことで経済損失が生じたとの見方も。各地で交通がまひしたが大きな混乱はなく、全米が天体ショーに沸いた。

 部分日食が見られたニューヨーク・マンハッタン目抜き通りのパーク街には、周辺の企業に勤める会社員らがあふれ、一時交通がストップする騒ぎとなった。

 アナリストのダイアナ・ジャレギさん(38)は上司1人を残し、同僚8人と会社を抜けだしてきたという。「人生に一度だけの経験かもしれないし、見ることができてラッキー。でも人だらけでびっくりした」(共同)