Tuesday, August 22, 2017 1:14 PM

北朝鮮への技術流出否定 ウクライナ

 ウクライナ国家安全保障防衛会議のトゥルチノフ書記は22日、北朝鮮が7月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)などで使われたエンジン技術がウクライナから流出したとの見方を否定する調査結果をまとめ、ポロシェンコ大統領に報告した。

 報告は「国連安全保障理事会の制裁下にある国に対し、輸出管理当局が軍事機器の輸出を認めることはない」と強調した。

 ウクライナ東部の工場で生産され、北朝鮮が入手してミサイル技術を飛躍させる要因になったと指摘された液体燃料エンジン「RD250」についても「供給先はロシアだ」として北朝鮮への供給を否定。「ウクライナは北朝鮮のミサイル開発に関与していない」と結論づけた。(共同)