Wednesday, August 23, 2017 11:04 AM

国会、来月25日召集で調整 自公、補正予算の提出検討

 政府、与党は23日、秋の臨時国会の召集日について、来月25日を軸に調整に入った。安倍晋三首相の外交日程を踏まえて、最終判断する。政府関係者が明らかにした。自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は、東京都内のホテルで会談し、2017年度補正予算案が必要だとして、臨時国会への提出を検討していくことで一致した。

 臨時国会では、安倍政権が看板政策に掲げる「働き方改革」関連法案の審議が最大の焦点。残業を繁忙期でも月100時間未満に制限することなどが主な内容だ。会期内成立を目指す政府、与党に対し、民進党は反対の方向で先行きは不透明。与野党の激しい攻防は避けられない。

 自民党の森山裕国対委員長は23日午後、民進党の山井和則国対委員長と国会内で会談。山井氏は臨時国会について9月最終週では遅すぎるとして、上旬に開くよう主張した。加計学園問題を審議するため、衆院予算委員会などの閉会中審査の開催も要求した。(共同)