Wednesday, August 23, 2017 11:04 AM

大阪で3万4000戸停電 送電線に穴、11時間後復旧

 23日午前5時45分ごろ、大阪府吹田市などで約3万4000戸が一時停電した。関西電力によると、吹田市の地中送電線に直径約2センチの穴が開き、焦げた跡があった。約11時間後の午後5時すぎ、完全に復旧した。発生直前、付近の路上で爆発音がしたとの情報があり、同社が原因を調べる。

 関電によると、吹田市高城町のマンホール内にあった地中送電線のうち、プラスチックで覆い絶縁している「CVケーブル」が損傷。変電所が電流の異常を察知し、通電を切ったため停電が起こった。絶縁体部分に水が入り、絶縁の性能が低下したことが原因の可能性がある。停電は吹田市のほか摂津市、大阪市東淀川区で発生した。

 吹田署によると、午前5時40分ごろ、「マンホールのふたが飛んで爆発音がした」と住民から連絡があった。けが人はいなかった。停電の影響で吹田市内の約50の信号が点灯しなくなるなどのトラブルがあり、署員らが交通整理に当たった。(共同)