Wednesday, August 23, 2017 11:05 AM

新型SLBMを開発か 「北極星3」図面公開

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は23日、金正恩党委員長による国防科学院化学材料研究所視察の記事で「水中戦略弾道ミサイル『北極星3』」と書かれた図面の写真を掲載した。新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発している可能性がある。

 同紙はほかに、金氏がミサイル弾頭の先端とみられる物体を手に取って見る写真や、研究所が開発したミサイル用の素材の写真などを複数掲載。大気圏内への弾頭再突入技術はまだ獲得できていないとの分析が日米韓で出ている中、技術開発の進展をアピールする狙いがあるとみられる。

 北極星系列のミサイルは、事前探知が難しい固体燃料エンジンを採用しているのが特徴。昨年8月に日本の防空識別圏内に落下させたSLBM「北極星1」や、これを陸上配備型に改良した新型中距離弾道ミサイル「北極星2」がある。(共同)