Thursday, August 24, 2017 11:09 AM
中韓、関係悪化浮き彫りに 国交25周年も、兵器配備で
中国と韓国は24日、国交樹立から25周年を迎えた。中国は、米軍が韓国に一部配備した最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」について、レーダーで中国内が監視されるとして「断固反対」(中国外務省)と強く反発。一時の蜜月ムードは一変し、記念行事を巡っても関係悪化が浮き彫りになった。
THAAD配備は朴槿恵前政権下で決定。5月就任の文在寅大統領は本格運用の先送りを図ってきたが、7月の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け早期の追加配備に方針転換した。8月の中韓外相会談で中国の王毅外相は「改善しつつある中韓関係に冷や水を浴びせた」と反発した。
北京の韓国大使館は24日、国交25周年の記念行事を開催。一方、聯合ニュースによると20周年の際に記念行事を共催した中国側団体は今回、23日に別途、行事を開き、全国人民代表大会(全人代)の陳竺・常務委員会副委員長は祝辞で「両国は誰もが知る理由で困難に直面している」と、暗にTHAAD配備を非難した。(共同)
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