Thursday, August 24, 2017 11:10 AM
三井住友海上が損保買収 大手は海外展開を加速
MS&ADホールディングスは24日、傘下の三井住友海上火災保険がシンガポールの損害保険最大手「ファーストキャピタル」を買収すると発表した。買収総額は約1750億円。国内市場は人口減少や若者の自動車離れで頭打ちとなっており、加速する大手損保の海外展開は買収費用に見合った利益を出せるかどうかが課題になりそうだ。
三井住友海上はカナダの金融大手フェアファクス・ファイナンシャル・ホールディングスから、ファーストキャピタルの株式97.7%を買い取る。2018年3月までに完了する予定。
MS&ADは16年2月には英損保大手アムリンを約6000億円で買収。収益に占める海外比率を現在の16%から将来50%へ引き上げる方針だ。(共同)
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