Thursday, August 24, 2017 11:11 AM

タリバンに和平呼び掛け アフガン駐留米軍トップ

 アフガニスタン駐留米軍トップのニコルソン司令官は24日、アフガン首都カブールで記者会見を開き、反政府武装勢力タリバンに和平を呼び掛けた。ニコルソン氏は米軍の具体的な増派規模は明らかにせず、戦闘の中心になるのではなく、引き続きアフガン治安部隊への訓練や支援が主要任務となるとした。

 会見でニコルソン氏は、タリバンが麻薬や誘拐などで利益を得る「犯罪組織」になっていると指摘し「選択肢は一つしかない。戦闘をやめ、罪のない市民の殺害をやめ、苦難や悲惨さをもたらすのをやめることだ。今こそ和平交渉に加わる時だ」と訴えた。

 増派の規模は明らかにしなかったが、航空戦力が戦闘に効果的だとしてアフガン空軍の増強に注力すると述べた。(共同)