Friday, August 25, 2017 11:15 AM

消費者物価0.5%上昇 7月、7カ月連続プラス

 総務省が25日発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月と比べて0.5%上昇の100.1だった。電気代などエネルギー関連が上昇した。プラスは7カ月連続。上昇幅は6月の0.4%上昇から拡大した。

 ただ日銀が目指す上昇率2%には依然遠く、大規模な金融緩和を始めてから4年が過ぎても消費者の根強い節約志向を崩せていない。緩和長期化で副作用が表面化しつつあり、目標の見直しを求める声が上がっている。

 7月の消費者物価の品目別の上昇率は、原油価格の動きが遅れて反映される電気代が6.1%、ガス代が2.3%だった。ガソリンも6.3%と伸び、総務省は「上昇分の大半はエネルギー関連」と説明した。生鮮食品とエネルギーを除く指数は0.1%上昇で、5カ月ぶりに上昇した。(共同)