Friday, August 25, 2017 11:20 AM

サムスントップに懲役5年 朴前大統領側への贈賄認定

 韓国のソウル中央地裁は25日、前大統領の朴槿恵被告(65)への贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔被告(49)に対し、懲役5年(求刑懲役12年)の実刑判決を言い渡した。地裁は前大統領側への賄賂供与があったと認め「事件の本質は政治権力と資本(企業)権力の不道徳な癒着だ」と強調した。

 地裁は朴前大統領についても言及し、親友の崔順実被告(61)の「私的な利益のため(サムスン側に)支援を要求した」と指摘。贈収賄は国政介入事件を巡る前大統領の嫌疑の核心で、収賄などの罪で公判が続いている前大統領にとっては厳しい展開となった。サムスンの企業イメージも悪化しそうだ。

 サムスン側の弁護士は「有罪の部分は全て認められない」と述べ、控訴すると表明した。(共同)