Monday, August 28, 2017 12:50 PM
マグロ新規制案を議論 北太平洋会合が開幕
北太平洋のクロマグロの資源管理を関係国・地域が話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の北小委員会が28日、韓国・釜山で開幕した。資源の枯渇への懸念を踏まえ、日本は親魚の量の回復動向に応じて漁獲枠を増減させる新たな規制方法を提案している。ただ、より厳しい措置を求める米国などが反発し、協議が難航する可能性もある。
会合は9月1日までの5日間で日米や韓国、台湾などが参加。会合の冒頭、ホスト国の韓国側の出席者が「各国の意見は異なっており、合意は難しいかもしれないが、協力すれば資源を次の世代に引き継ぐことができるはずだ」とあいさつ。WCPFCのリア・モスクリスチャン議長も「建設的な議論が行われることを願う」と呼び掛けた。
日本側の代表を務める水産庁の太田慎吾資源管理部審議官は記者団に「日本の漁業の状況を具体的に説明して理解を求めていきたい」と述べた。(共同)
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