US Frontline News

Monday, August 28, 2017 6:00 PM

「差別やめろ」首都行進　3000人、トランプ氏批判

　首都ワシントンで28日、トランプ政権の人種差別的姿勢に反対する宗教関係者ら約3000人が抗議集会を開き、市内を行進した。参加者らはトランプ大統領による白人至上主義への擁護姿勢に反発し「大統領は有色人種差別をやめろ」などと非難の声を上げた。

　この日は、黒人公民権運動指導者キング牧師が「私には夢がある」と歴史的演説をした1963年のワシントン大行進から54年。当時、大行進に参加したという黒人女性ベロニカ・ベストさん（68）は「この国はだいぶ良くなった。だが、トランプ氏のせいで逆戻りだ」と声を荒らげた。

　ワシントン大行進以降、例年行われてきた行事だが、バージニア州で白人至上主義者と反対派が衝突し死者が出た事件を受け、予定より参加者数が膨らんだという。（共同）