Tuesday, August 29, 2017 5:51 PM

核シェルターの需要拡大 冷戦以来、対日輸出も増加

 北朝鮮が核兵器搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を進め、米本土が照準になる危険性が高まる中、米国で核シェルターの需要が増している。米メディアは「冷戦期以来のブーム」と報道。製造業者は、日本への輸出も増えていると指摘する。

 「問い合わせの電話が殺到している。1960年代に戻ったかのようだ」。カリフォルニア州にあるアトラス・サバイバル社のハバード社長は今年、1000基の販売を見込む。同社は冷戦終結後、いったん閉業したが、最近の需要拡大で復活した。

 ハバード社長は「今、最も需要があるのは日本だ」と強調。29日には日本上空をミサイルが通過し脅威が一層高まった。同社は日本での販売拡大を見込み、新たな工場を開設し、大阪に販売拠点を置いた。(共同)