Wednesday, August 30, 2017 10:30 AM

阿部、志々目が初優勝 世界柔道、軽量級全制覇

 柔道の世界選手権第2日は29日、ブダペストで行われ、男子66キロ級で期待の20歳、阿部一二三(日体大)が初出場で頂点に立った。女子52キロ級決勝は志々目愛が内股で角田夏実(ともに了徳寺学園職)に一本勝ちし、日本勢対決を制して初出場で世界一に輝いた。日本が男女軽量級の全4階級を制するのは初めて。

 全日本柔道連盟によると、阿部は五輪と世界選手権を通じて日本男子で史上3番目の若さでの優勝。6試合中5試合で一本勝ちと圧倒的な強さを示し、決勝ではミハイル・プリャエフ(ロシア)を袖釣り込み腰で豪快に投げた。

 志々目は準決勝で、リオデジャネイロ五輪女王で世界ランキング1位のマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)との9分半に及んだ試合で優勢勝ちした。角田は1回戦から4連続一本勝ちなど5試合を勝ち上がった。(共同)