Wednesday, August 30, 2017 10:33 AM

ミサイル迎撃実験成功 ハワイ沖で、米国防総省

 米国防総省ミサイル防衛局は30日、米海軍のイージス駆逐艦に搭載した艦対空ミサイルSM6による迎撃実験をハワイ沖で実施し、中距離弾道ミサイルを模した標的を撃ち落とすことに成功したと発表した。SM6による同種の実験としては2回目の成功例という。

 米国は弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮をにらみ、重層的な防衛体制の拡充を進めている。同局のグリーブス局長は声明で「進化する脅威に対する優勢を保つため、弾道ミサイル防衛技術を発展させ続ける」と強調した。

 同局によると、実験実施はハワイ時間の29日。ハワイ・カウアイ島の施設から模擬の中距離弾道ミサイルを発射。洋上のイージス艦ジョン・ポール・ジョーンズがレーダーで捕捉し、迎撃した。(共同)