Thursday, August 31, 2017 11:23 AM

米7月の物価1.4%上昇 横ばい、FRB目標下回る

 米商務省が31日発表した7月の個人所得・消費統計(季節調整済み)によると、個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比1.4%の上昇で、上昇率は前月から変わらなかった。米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を引き続き下回った。

 耐久財の価格は低下した一方、非耐久財やサービスの価格は上昇した。変動の激しい食品とエネルギーを除いたPCEコア物価指数も1.4%の上昇だった。

 FRBは物価上昇ペースの鈍化に懸念を示しており、年内にあと1回と予想される利上げの判断では物価の動向が影響を与えるとみられる。(共同)