Thursday, August 31, 2017 11:25 AM

メッカ大巡礼、最高潮に 200万人が祈り

 イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が31日、最高潮を迎えた。2000人以上が折り重なって死亡した2015年の事故などを受け、昨年は参加を中止したイランが巡礼を再開。サウジ当局によると、昨年の186万人を超える約200万人が祈りをささげた。

 ハッジはイスラム教徒の宗教的義務で、1日5回の礼拝やラマダン(断食月)などと並ぶ「五行」の一つ。財力と体力がある場合、生涯に一度参加するよう求められている。

 サウジが今年6月「テロ組織の支援」を理由に断交し、人や物資の流れを遮断した隣国カタールからも巡礼者約1500人がメッカ入りした。(共同)