Thursday, August 31, 2017 3:35 PM

元ナチス隊員の公判停止へ 独検察、認知症を確認

 ドイツ北部シュウェリンの検察当局は31日、第2次大戦中のアウシュビッツ強制収容所でのユダヤ人大量虐殺に関わったとして殺人ほう助罪で起訴した元ナチス親衛隊(SS)の男(96)について、認知症が確認されたとして、公判手続きの停止を北部ノイブランデンブルクの地方裁判所に求めた。

 男は1944年にアウシュビッツで衛生兵として勤務。検察当局によると、この間に少なくとも3681人がガス室に送られ、死亡した。(共同)