Friday, September 01, 2017 11:13 AM

エンジン1基異常で着陸 オスプレイ、交換へ作業

 在日米海兵隊(司令部・沖縄)は1日、新型輸送機オスプレイ1機が大分空港(大分県国東市)に緊急着陸したのは「操縦士が、速やかな着陸を必要とするエンジン1基の不具合を覚知した」ことが原因だと声明で明らかにした。米軍は同日、空港で機体修理に着手。大分県によると、エンジン交換作業を進めた。

 海兵隊は必要な整備後、徹底的な点検に加えテスト飛行を行う必要があるとしている。2日午前から修理作業を再開する予定だが、離陸の具体的なめどは立っていない。海兵隊は「われわれの友人や隣人の安全に対して十分に注意している。安全でない航空機は運用しない」としている。

 米軍の作業員十数人は1日午前から駐機場のオスプレイ周辺に集まり、機体両翼のエンジンカバーを開けて中を確認するなどした。作業開始約8時間後、右側のエンジンを取り外した。防衛省九州防衛局によると、左右両エンジンの全体または一部の交換が必要という。(共同)