Friday, September 01, 2017 11:15 AM

三井不、NYに58階ビル 総事業費4000億円

 三井不動産は1日、ニューヨーク中心部のマンハッタンに地上58階建ての高層ビルを建設する事業に参画すると発表した。総事業費は4000億円超で、9割の資金を出す。国内不動産会社の海外投資案件では過去最大の規模とみられる。

 マンハッタンは新築ビルの供給が少なく、安定的な収益が見込めると判断した。ビルは延べ床面積が約26万平方メートルで、三井不動産が所有する。三井不動産のビルでは日本国内を含め最大規模となる。

 現地の不動産開発会社などと共同で事業を手掛ける。2017年中に着工し、22年の完成を目指す。既にテナントとして米資産運用大手のブラックロック本社の入居が決まっている。(共同)