Tuesday, September 05, 2017 11:03 AM

米韓、弾頭重量制限を解除 文政権、強硬姿勢に軸足

 韓国の文在寅大統領とトランプ大統領は4日の電話会談で、韓国軍の弾道ミサイルについて、両国の指針で定める弾頭重量制限を解除することで合意した。6回目の核実験を実施した北朝鮮への対抗措置。両国政府が明らかにした。

 文氏は北朝鮮問題の「平和解決」を訴えてきたが、日米ロ首脳らとの相次ぐ電話会談で、軍事、外交両面で強硬姿勢に軸足を移した。米国が軍事力を行使しかねないとの危機感から、南北対話再開が遠のくことを覚悟の上で挑発阻止に全力を挙げるとみられる。

 韓国は射程800キロの弾道ミサイルなら重量は最大500キロとする現在の弾頭制限の緩和を求めてきた。今後北朝鮮の地中施設を破壊できるミサイル開発を行う。(共同)