Tuesday, September 05, 2017 11:04 AM

側近と不協和音絶えず トランプ政権、遠い安定

 米議会の5日再開に伴い、高官の辞任や更迭が相次ぐトランプ政権は重要公約の実現に向けた秋の陣を迎える。だがトランプ大統領は側近らとの不協和音が絶えず、政権運営の懸念はくすぶる。ホワイトハウスの安定は一筋縄でいかないようだ。

 「ケリー大将は素晴らしい仕事をしている。これほど感銘を受けたことはない」。トランプ氏は1日、就任1カ月のケリー大統領首席補佐官を称賛した。同日付のワシントン・ポスト紙が、規律を重んじるケリー氏のやり方にトランプ氏がいら立っていると1面で報じ、火消しに回った。

 8月下旬にタイム誌の表紙を飾った元軍人のケリー氏は、側近を次々と切り捨てたトランプ氏の「最後の望み」(同誌)として、政権立て直しの手腕を期待されている。(共同)