Tuesday, September 05, 2017 11:05 AM

日航機、エンジンから炎 羽田に引き返し緊急着陸

 5日午前11時すぎ、羽田空港を離陸したニューヨーク行き日航6便ボーイング777で、左エンジンにトラブルが起きたとの表示が出た。エンジン後部から炎が出たことが確認され、日航機は管制官に緊急事態を宣言、羽田に引き返し正午すぎに着陸した。乗客乗員251人にけがはなかった。

 国土交通省によると、エンジン後部にあるタービンの金属製の羽根が複数箇所で欠けていたことが判明。離陸した滑走路上では、機体から落下したとみられる粉々の部品が見つかった。

 日航は当初、鳥が機体に衝突するバードストライクの可能性を示していたが、エンジン内部に衝突の痕跡がなかったことから、その後否定した。エンジンで何らかの不具合が起きたとみて詳しい原因を調べる。(共同)