Tuesday, September 05, 2017 5:51 PM

強力な決議採択へ協力確認 対北朝鮮で日米高官

 訪米中の鈴木哲外務省総合外交政策局長は5日、サリバン米国務副長官と国務省で会談し、6回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、国連安全保障理事会の強力な制裁決議採択に向けて協力していくことを確認した。鈴木氏が会談後、記者団に明らかにした。

 北朝鮮への制裁決議を巡り、日米は厳しい制裁措置を求めているが、安保理常任理事国の中国とロシアは消極的な姿勢を示している。鈴木氏はサリバン氏に「中国とロシアの役割が重要」との認識を伝え、日米で中露に働きかけていくことで一致した。

 会談で、鈴木氏は6回目の核実験が「かつてないほど重大な脅威を与えるものだ」と指摘。サリバン氏は、核・ミサイル技術を進展させる北朝鮮に対する抑止力強化に向けて「日米で引き続き協力したい」と応じた。(共同)