Tuesday, September 05, 2017 5:52 PM
「残酷」全米で抗議広がる 不法移民政策転換
トランプ政権が5日、子供の時に親に連れられて不法入国した若者らの強制送還猶予措置の打ち切りを発表したことに対し、対象となる移民が多数暮らすニューヨークやロサンゼルスで「家族を壊す残酷な行為」と反対するデモが行われるなど、全米各地に抗議行動が広がった。
強制送還の対象になり得る約80万人のうち約4万人が住むニューヨークでは、中心部のトランプタワー前に支援者ら約2千人が集結。9歳の時にメキシコから不法入国したグロリア・メンドーサさん(27)は「政策転換には驚かない。恒久的な措置を求めて闘っていく」と語気を強めた。
ロサンゼルスのガーセッティ市長は「決定は残酷だ。家族をバラバラにし、米経済を危機に陥れる」と批判。「彼らの居場所は米国だ」として若者を保護するため全力を尽くすと表明した。(共同)
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