Friday, September 08, 2017 10:44 AM

気候変動で行動要請 太平洋諸島、北朝鮮非難も

 太平洋の島国サモアの首都アピアで開かれたオセアニアの地域協力機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」の首脳会議は8日、海面上昇の危機に直面している加盟国があることから、気候変動問題で緊急かつ野心的な行動を取るよう国際社会に求めるとの声明を発表、実質討議を終えた。

 核実験を強行し、広く太平洋諸島地域に脅威となるミサイル発射を続ける北朝鮮を非難する文言も盛り込み、国連安全保障理事会による制裁決議の完全履行の重要性で一致した。

 首脳会議では「海洋・海洋資源の保全と持続可能な利用」についても話し合われ、オーストラリアのターンブル首相が加盟各国の海域で違法漁業を取り締まるため発足する航空機からの監視計画に資金提供することを明らかにした。(共同)