Friday, September 08, 2017 10:45 AM
屋内飲食店は「原則禁煙」 罰則付き条例、先行提案へ
東京都の小池百合子知事は8日の定例記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、飲食店を含め多数の人が利用する施設の屋内を原則禁煙とする罰則付きの受動喫煙防止条例を制定すると表明し、基本的な考え方を公表した。厚生労働省も受動喫煙防止に向けた法改正を目指しているが、都は国際オリンピック委員会(IOC)が掲げる「たばこのない五輪」実現に向け、国に先行して防止に乗り出す。
10月6日まで都民らの意見を募集した上で17年度内に都議会へ条例提案し、19年のラグビーワールドカップ日本大会までの施行を目指す。ただ、国の法改正が実現すれば条例制定が不要になる可能性もあり、国の動向を注視する。
都条例の基本的な考え方によると、子どもや患者が主に利用する医療施設や小中高校は敷地内を禁煙とし、飲食店やホテルは原則屋内禁煙とするが、喫煙専用室の設置を認める。(共同)
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