Friday, September 08, 2017 10:45 AM

米政権の難民規制認めず 連邦高裁、政府上訴へ

 サンフランシスコの連邦高裁は7日、米国への入国制限の厳格化を目指すトランプ政権が実施していたイスラム圏6カ国などからの難民の入国規制を認めない判断を出した。入国規制については7月の最高裁判決が、高裁が判断するまで一時的に容認するとしていた。テロ対策の名目での入国制限を目指す政権には痛手となりそうだ。

 難民を早期に受け入れるよう求める難民支援団体から規制への批判が高まっている。ただAP通信によると、司法省は上訴する構えを示しており、入国が即時に認められるかどうかは不明だ。

 最高裁は10月10日、大統領令の違憲性などを巡って審理を開く予定。(共同)