Friday, September 08, 2017 10:45 AM

アップル500億円拠出 東芝半導体でWD調整

 東芝が売却する半導体子会社「東芝メモリ」(東京)に対し、ウエスタン・デジタル(WD)が影響力を持つ「日米連合」が、アップルから500億円程度の資金を拠出してもらう方向で調整していることが8日、分かった。買収を目指す各陣営がアップルに参画を打診し争奪戦の様相となっていたが、日米連合の交渉が先行している。

 東芝は日米連合を軸に協議を進めており、13日の取締役会で売却先の決定を目指している。10月24日に開く臨時株主総会で報告したい考えだ。

 日米連合は政府系ファンドの産業革新機構、日本政策投資銀行、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が主要メンバーで、総額1兆9000億〜2兆円で買収する案を示した。(共同)