Friday, September 08, 2017 10:47 AM

北朝鮮軍事攻撃は選択肢 トランプ氏「悲劇望まず」

 トランプ大統領は7日、6回目の核実験を強行した北朝鮮への対応について「軍事行動は間違いなく選択肢だ」と述べた。「軍事力を使わないのが望ましい。使えば北朝鮮にとって悲劇の日となる」としつつ、軍事力行使を排除しない姿勢を示して北朝鮮に揺さぶりをかけ、国連での北朝鮮追加制裁協議で中国とロシアに協力を迫る狙いとみられる。ホワイトハウスでクウェートのサバハ首長と会談後、共同記者会見で語った。

 トランプ政権は国連安全保障理事会で北朝鮮への石油禁輸を含む「最強の制裁」を目指し、国際社会による圧力強化で北朝鮮に非核化を迫る構え。石油禁輸に慎重な姿勢を示してきた中露と、制裁決議を巡る駆け引きを続けた。

 北朝鮮は制裁決議採択を目指す日米韓を非難している。自国の建国記念日(9月9日)や朝鮮労働党創建記念日(10月10日)に合わせて新たな挑発行動を取る可能性があるとみて、日米韓は警戒を強めている。(共同)