Friday, September 08, 2017 3:22 PM

シリア、化学兵器を否定

 シリア政府は、アサド政権軍が内戦でサリンなどの化学兵器を使用したと認定する報告書を国連機関が発表したことに対し、同種の化学兵器は「使用していない」と否定した。国営シリア・アラブ通信が8日報じた。

 シリア政府は「使用すれば批判を免れない(サリンのような)有毒ガスは所有していない」「今後も使用することはない」としている。

 国連人権理事会が任命したシリア内戦に関する国際調査委員会は6日、シリアでは2013年3月から17年3月までに25回の化学兵器使用が確認され、うち20回はアサド政権軍が実行したとの報告書を発表した。(共同)