Friday, September 08, 2017 5:58 PM
生の戦争体験聞き、語ろう 市民ら、各地で「茶話会」
終戦から72年、旧日本兵や沖縄戦に遭遇した人ら「戦争体験者」が年々減り続ける中、会社員や主婦、学生らでつくる「戦場体験放映保存の会」(東京)は、生存者と直接語り合う「茶話会」を各地で開催している。「生の声を聞くことで、体験していない世代も自分なりに戦争や平和を考えてほしい」と、参加を呼び掛けている。
「赤ちゃんだった妹がひもじくて泣くんだけど(周囲は)『敵に見つかるから殺せ』と言うんですね。妹を連れて2人で逃げた」。6月25日、東京・浅草のイベントスペースで、沖縄県在住の上間幸仁さん(83)が静かに語った。
沖縄戦で組織的戦闘が終わったとされる「慰霊の日」(6月23日)の2日後に開かれた茶話会。体験者が一方的に話す講演形式ではなく、来場者と同じテーブルで話すのが会の特徴だ。(共同)
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